都内のあるフィットネスクラブ・・彼女は相川夏希、エアロビクスのインストラクターだ。
夏希目当てで一日二本のレッスンはかなりの大人数だ。

男性も半数近くいたが彼らの目的は言うまでもなく彼女のその魅力的なボディだ・・・それ以外のギャラリーも多い・・そして生徒の中に夏希にもっと特別な目を向ける男がいた。

『はい、今日はここまで。体を冷やさないでね!』

汗を拭きながらスタッフ専用のシャワールームに向かう。

『お疲れ夏希!』『あっ真紀もシャワー?』先に来ていたのは同僚の真紀だ。
『相変わらず夏希のレッスンはすごいね~男も多いし。』夏希は鼻で笑うように『まぁね。』『夏希今日のレオタードこないだ一緒に買ったエッチなヤツでしょ?いやらしいんだからぁ。』

汗まみれのレオタードを脱ぎ、全裸になる夏希『あたりまえよぉ・・今日も男の生徒であそこ大きくしてるの何人かいたわ、この身体生かすには一番いいでしょぉ・・フフ。』
鏡の前で悩ましいポーズを取って自分にうっとりする。

インストラクターということでこんなハイレグでエッチなカッコが出来る・・夏希のようなスタイルと容姿に自信がある女性であれば着て見せたいのは当然だ。

このレオタードも試着したときちょっと濡れそうだったし・・『たしかに、この仕事じゃなきゃこんなエッチなカッコできないもんね、普段やってたら露出狂だもんねぇ。』
夏希も真紀も自分から湧き出る強烈なフェロモンを自覚していた・・。

『じゃぁね!また明日。』

久しぶりに真紀と飲みに行きほろ酔い気分で帰る夏希・・・
『先生・・』人影のない路地でいきなり後ろから声をかけられる。
『キャァ!?』『先生、僕ですよ・・。』目を凝らす夏希・・『あなたは・・生徒さん!?』『・・はい。』

二ャ~と微笑む男30代後半か40代くらいスポーツクラブにはふさわしくない体型
『柳田と申します・・。』

『そう・・柳田さんもお宅この辺なの?』『はい、そうなんです・・なぜだか分かりますか・・。』

『えっ!?』柳田の目は異様な雰囲気だ・・『先生みたいになりたくて・・。』
『・・私みたいに・・そ、そう・・じゃぁ、ちゃんとレッスン頑張らないとね・・。』『いや・・ちがうなぁ・・。』
少しずつ近ずいてくる柳田。
さすがの夏希も後ずさりする『先生みたいじゃなく先生になってみたいな・・。』『えぇ!?・・先生に?』・・な、なに?意識がなくな・・あぁ・・・・


目を覚ます夏希・・『ん、んん・・なんだっったの・・』

見上げると女性のシルエットが街灯を背にしてこちらを見下ろしてる。『目が覚めたようね・・柳田さん、フフ・・。』

身体を低くして覗き込んだその顔は『ワ、ワタシ!! えっナニこの声?!』
低く野暮ったい声・・道路についた自分の手は細くネイルサロンでケアされた美しい指ではなく、太い毛がまばらに生え、指も太くズングリとしている。

『キャ・・なにこれ!!』

ニヤニヤしながら見下ろす夏希になった柳田・・ミニスカートからは白いパンティーがパンスト越しに見える。

『言ったじゃない、先生になってみたいって・・どう?どう見ても夏希先生でしょ!』そしていきなり胸をもみ始める『ひゃぁぁあ・・最高だ!この身体。胸も・・あぁ大きい、ブラジャーを着けてる感じってこんな・・はぁ』

『や、やめて!私の身体よ!』叫ぶ夏希、いや今は柳田の中に入れられた夏希だ、ショックでひざまずいたまま重たい身体で震えている・・。
『戻して!早く!こんなの嫌だ!』急に立ち上がった柳田に驚く夏希『キャ?!』中身はさっきまで男、ヒールを履いた脚はバランスを崩し転倒してしまう。

『早く戻しなさいよ・・。』柳田の中の夏希がつぶやく・・。
『何をしている!!』警官だ。
今の二人はどう見ても中年の男が若い女性を襲ってる様にしか見えない!

『あぁ、助けて下さい・・。』夏希(柳田)はさっきまでの態度とは違いおもいっきりかよわい女性を演じる。『お前なんてことをするんだ!!』警官に腕をつかまれる柳田(夏希)『いや、違うんです!?私は・・。』

押さえ込まれる元自分を見つめながら夏希になった柳田は怯えた若い女性を演じ続けるのだった・・。


-夏希(柳田)/身体(中身)となります-

数日後・・
ピンポン・・夏希のマンションの呼び鈴が鳴りドアが開く。

『来たわね。』微笑む夏希(柳田)、『柳田さんお願い私の身体返して・・。』
柳田に入れられた夏希は数日間警察の世話になってやっと本来の自分の家に帰ってきた、しかし『フフフ、何の用かしら?』この部屋の住人は今は自分ではなくなっている・・T シャツにパンティー姿の身体のラインが艶かしい柳田の入った夏希なのだ。

フィットネス1

『フフフどぉ~。』夏希(柳田)が見せつけるようにTシャツを巻くり上げる・・形のいい胸がプルンと弾む『あぁん・・・』揺れる感覚に声を上げる夏希になった柳田。
『なんでこんなことするのよ・・私何もしてないでしょ・・。』泣きながら柳田の太い声でつぶやく。

夏希(柳田)はいきなり男言葉で『いいか、よく聞けよ!』勝ち誇ったイヤラシい表情。
『お前は俺たちが汚いと陰で馬鹿にしてただろ!そして自分だけきれいなイヤラシい身体をわざと見せつけて俺たちの視線を楽しんでた。
いつも悔しかったぜ・・レッスンの後トイレでオナニーしながらな!』

うなだれつつ『・・馬鹿になんて・・』『いいや!!同じインストラクターの真紀といつも話してたじゃないか、わざとイヤラシいレオタード着たりしてたろ・・・だからなってやろうとおもったのさ、お前にな!!』

柳田(夏希)は振り絞るように『イヤぁこんな身体!!私、昔からスタイルには自信があったのよ・・男だって鼻であしらってきたわ・・そんな私がこんな身体にされちゃうなんて・・。』
その言葉を聞いた夏希(柳田)は柳田(夏希)の手を取りふっくらとした自分の胸にあてがう・・『エッチなオッパイでしょ・・どう?』『・・・あっ、なに!?』
柳田(夏希)は戸惑う自分の身体の変化に・・『フフフ、どうしたのぉ柳田さん。』すっかり女言葉に戻った夏希(柳田)が色っぽくささやく。

『なに、あそこ大きくしてんのぉ?』『あああ?』柳田にされて初めての勃起に戸惑う・・私、女なのになんでオッパイに興奮してんの!?・・

『柳田さんまさか私とセックスしたいの?イヤラシい・・。』目の前にある半裸の元自分の身体。
今まで感じたことのない性欲が強烈にわき上がってくる・・『あぁぁなんで、私女のはずなのに・・。』
『フフ、あなたはもう中年のヒヒじじいなのよ・・若い私みたいな女の子に我慢ができなくなってきてるのね・・。』・・そんな、私は夏希よ・・ヒヒじじいなんて・・

『あぁぁ、我慢出来ない!!』柳田になってしまった夏希は元の自分の身体にムシャぶりついていく、強烈な性欲に突き動かされて!!

『あぁん・・エッチぃ。』夏希になった柳田は体中をなめまわされ女の子の快感にうっとりしていた・・
柳田にされた夏希はヒヒじじいに成り下がり勃起したあそこをピクピクさせながら元の自分の身体をなめ回していた・・。

『ねぇ、お願い入れさせて!』柳田(夏希)が懇願する
『あらぁ、男を鼻であしらってきたあなたがこんなこと言うなんて・・フフフ・・いいわよ入れても』
一秒も我慢出来ない様子で夏希(柳田)の両足を抱え合体しようと腰を近づける・・
『ホントにヒヒじじいね・・妊娠するわよ、いいの!!』

・・えっ・・あと少しで挿入というところで夏希(柳田)が忠告をする。
きれいな脚を開いたまま『さすがはインストラクターね。今日が排卵日だってちゃんとノートに書いてあったわ・・コンドームはないわよ、外に出すって手もあるけど・・今日は出来やすいわよぉ。』

確かにそうだった・・『あぁぁ・・。』テカテカに大きくなったあそこがピクピクしている柳田(夏希)は妊娠という言葉に仕方なく一人で始める・・
『あぁ・・。』野太い声であそこを刺激する柳田(夏希)。

美しい身体でその様子を見ながら自分も何もない股間とプルプルのオッパイを刺激しはじめる夏希(柳田)・・・『ああん・・。』部屋にはクチュクチュとイヤラシい音が入れ替わった二人を包んでいた・・。


『はい、腰をひねって!』

エアロビクスの教室に夏希の声が響く。
躍動する美しい身体にいつもどうり生徒が注目している。
レオタードは今日もハイレグの布の面積がかなり少ないものだ・・。男の生徒は当然そこに注目し何人かは股間を大きくしていた。

その中に柳田もいた・・大きく勃起してしまうあそこに相変わらず戸惑っているようだ。
夏希はそれを見つめながらニヤ~ッとしていた。

・・フフフ、いいわぁこの身体・・もう二度と返すもんか・・。

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-END-


あとがき

”Fitness/フィトネス”は2005年の1月頃書いたものです。
この頃になると”ムリヤリ女の子にされる”という内容のモノばかり創作するようになっていたのですが”割りと正統派のTSF”をと思って書きました。
ダークですけどね。

確かめちゃくちゃスタイルのイイ外国人女性のレオタード姿の写真を見て思いついたストーリーだったと思います。
ですからラストの夏希の全身のイラストから描いていきました、こういう肉感的な女の子が描きたかったんですね~。

兄が妹で妹が兄で。(1) (KCx ARIA)
兄が妹で妹が兄で。(1) (KCx ARIA)

兄・陽太と妹・光は仲良しの双子。だけど、ある日ふたりには血のつながりがないことが発覚! しかもそれを知らなかったのは陽太だけ! その上、光は陽太に「好き」と告白して、キスして、逃亡して、交通事故に遭ってしまうのです。
かばおうとした陽太も巻き込まれ…目が覚めた時、なんとふたりの身体は入れ替わっていたのでした!

それをきっかけに物静かで従順だった光は豹変し、「お兄ちゃんの身体は返さない」と問題発言!! 女の子の身体でこの難問に挑む残念な兄・陽太。入れ替わって初めて知る女の子の身体…男の子の性…。