それは飛行機の中でスチュワーデスと入れ替わるツアーだった・・。
そんなこととは知らず参加してしまった僕は 今、スチュワーデスになってスチュワーデスの中で制服の締め付けとそれに反発するように主張する胸の膨らみを感じていた。
『あっ、着陸・・。』
どこだろう、ここは。小さなリゾート島といったところだ。
あぁ、歩きずらい・・
飛行機を降りるスチュワーデスの集団、タラップを降りる僕の脚には高いヒールが装着されてる。
他の女性達は慣れてるのか軽やかに歩いてく、ただスチュワーデスになったことで興奮してるのか頬が上気している。
僕たちは豪華なホテルに通され各部屋に案内されて行った。いったいどういうツアーなんだ・・まさか夢?
『そんなわけないよな・・。』
『こんにちは!』『!?』
いきなり自分と同じスチュワーデス姿の女の子が入ってきた。
『私、由香里。今回私とあなたでこの部屋を使うのよ、よろしくね!』『えぇぇ・・。』
『あなたお名前は?』
『矢部誠二です。』
キョトンとする由香里『ううん、女の子の名前。』
『女の子の? イヤ僕このツアー初めてで全く様子が分からなくて・・。』
『えぇ!!あなた初めてなの?・・・そう・・でも女の子にはなってみたかったんでしょ?』『いや・・。』
ニヤ~っとする由香里、『へぇこんな人初めて・・面白~い。でもどうなの、なってみて!』『う、うん・・えっ。』由香里がいきなり僕をベッドに座らせる、自分も座りながら。
『ほら見て、鏡に写ってるでしょ女の子になってる自分が。』『・・・・。』
顔を上げると前の姿見に確かに写ってる・・・由香里とその横に座ってるスチュワーデス姿の女の子が・・。
『これが・・僕。』『フフ、だめよ・・ここでは女の子の言葉を使わなきゃ、ツアーの規則なの。』『わ、わかったわ・・。うぅホントに女の子みたい。』
由香里が笑いながら『なにいってんの、顔赤くして・・女の子じゃない。』『えっえぇ・・。』
その後由香里はいろいろ話してくれた。
ホントは40代のサラリーマンであること、少しずつ貯金して年に一回ツアーに参加して女の子になりにくること・・。
でも彼、いや彼女は自分以上に色っぽい身体になってる・・そして僕に真奈美という名前を付けてくれた。
真奈美・・僕はだんだん女の子になってしまった自分にうっとりし始めてる・・脚を組むと男の時では考えられないほど深く脚が絡む・・その脚は黒いストッキングに包まれスラリとしたラインを描く・・・こんなことにもドキッとする。
『ねぇ真奈美、泳ぎに行こっか?』『えっ、でも水着ないわ。』『ちゃんとツアーが用意してくれてるわ。ね、行きましょう。』
由香里がクロゼットから水着を出してきて1つを渡してくれた。そしておもむろに制服を脱ぎ始める・・なんて色っぽい身体なんだろ。
由香里も服を脱いでいくたびに息を荒くし興奮を抑えられないようだ。
”プチッ”ブラを外す由香里『あぁん、オッパイ大きい・・。』
もう由香里は僕がいることなど忘れてしまっているようだ、胸を揉みながら立っていられなくなったらしくベッドに倒れ込む・・
『真奈美ぃ・・あなたも着替えなさい・・ねぇ・・。』さっきとはまるで違ううっとりとした表情でこちらを見る由香里。
『う、うん・・そうね。』僕も由香里の様子にすっかり興奮し始めてた・・僕もあんな感じに・・ドキドキが押さえられない。
隣のベッドでは由香里がもだえながら着替えている、その横で胸のボタンを外していく真奈美になった僕。
ブラウスの生地の下に確かにプルンとした膨らみを感じる・・
あぁ現れたブラジャーに窮屈そうに包まれた2つの膨らみ、そしてファスナーを下ろし床にスカートかパサッと落ちる・・パンストとその中にパンティーが・・パンストごしのパンティーっていやらしい。
『あぁ・・女の子になってる・・。』『フフフ、そうよ。なってみて良かったでしょう。』
ハイレグの水着のパンティを履きながら由香里が『パンティーストッキング脱ぐときには爪を立てないようにねぇ・・。』『えぇ・・。』
お互い声がすっかり色っぽくなってしまってる。
全裸になった僕は震える手でビキニを着ていく・・興奮で立っていられなくなる・・。
ベッドに横になりながらブラを付けパンティーを履く・・・
姿見に写る自分、『あぁぁ、なにこの水着・・』同じ水着を身に着けた由香里が『よく似合うわぁ~真奈美ぃ』『えぇ、なんでこんなエロぃ・・。やだぁ。』『嘘おっしゃい、真奈美あなたあそこが・・』僕の股間部分はすっかりシミを作ってしまっている・・
『ほら、真奈美ィ女の子になってるのよ・・見てぇこんな小さな布であそこが隠れてしまうエッチな身体なのよ・・。』『えっ・・あぁん・・。』
股間がジュワジュワしてる・・僕を見下ろす由香里のあそこもすっかり大きなシミを作ってる・・・・あぁジュワジュワが止まらない。
勃起ではなく初めての女の子の感覚・・・それに酔いしれていくのだった。
-END-
あとがき
side seatの中編です。
今回久しぶりに読んでみてそんなに悪くないのではないかと(自画自賛)・・・思ってしまいました。
前編、中編ときて後編は描かずにこのまま放置されていた本作、ラストの構想はすっかり忘れてしまいましたが確かダークではなく明るい感じを考えてたと思います。
さてこれから先どうしよう・・。