『高木君、コピー出来てるかな?』主任の佐藤良樹が声をかける。『あ、すみません・・。』高木依子は入社2年目のOLだ。

眼鏡をかけた整った顔立ち、紺色の制服にその上からでもわかるような豊かな胸、そんなに長くないスカートから伸びるスラリとした脚。知的な印象をあたえるが仕事はあまり出来るほうではない。
フッと作業中に胸のネームプレートが外れ落ちそれを拾う・・ネームプレートを見つめる依子、『・・・・。』 それを主任の佐藤良樹が見つめる。

IDカード

※依子(良樹)=身体(中身)となります。

土曜の朝のファミレス。ダボダボのジーンズに地味なセーター、会社の制服姿とは逆の印象の依子(良樹)が入ってくる。奥の席では手を振っている男が・・良樹(依子)だ。

『あなた、もう少しきれいなカッコしてきなさいよ~』女言葉で話しかける良樹(依子)、『いやだよ・・会社であんな制服着ててプライベートぐらい落ち着きたいもん。』依子(良樹)は男のしゃべり方だ。

『私たちこんなことになってもう三ヶ月よ、いい加減慣れないと。』確かの良樹(依子)はジャケットを羽織り男性のファッションを満喫しているようだ。『いいよな・・お前は・・。』そう、二人は心と身体が入れ替わってしまったのだ・・。

『最近どんどん以前出来てた仕事が出来なくなってきてるんだ・・会社でもミスばっかで。』つぶやく依子(良樹)、『確かに・・私はなんか以前より仕事が出来るようになってきてる気がする・・私たち徐々に中味まで身体になじんでいっているのかもね。』『えぇ?!・・・。』依子(良樹)は伏し目がちにため息をつく・・。

二人は入れ替わってからこうやって定期的に会って情報交換している、順応している良樹(依子)と受け入れらない依子(良樹)・・・しかし・・。

ファミレスから出てくる二人。

『また月曜会社でね、もういい加減なれないとね。』『う、うん・・。』依子(良樹)はうなずくしかなかった・・。

良樹(依子)と別れた 依子(良樹)は大きなバックを抱えタクシーに乗りこむ、頬は少し上気してる。
2つ隣のS市に降り立った依子(良樹)はデパートのトイレに入りこむ・・やはりデパートのトイレだ、きれいな服装の女性がメイクを直したりしている。

カチャ・・個室の鍵を閉めバックを置き、焦るように服を脱ぎ地味な下着の上下も取って全裸になる。
バックを開けるとその中にはレースで挑発的なパンティとブラジャーが・・ 『はぁはぁ・・・。』息を荒くしてそれを着用・・あそこが濡れてくる・・。

個室から出てきた依子(良樹)は 身体の線が余すことなく分かる白いミニのワンピースに白いヒール、豊かな髪に眼鏡が知的なイヤラシさを醸し出している・・。
デパートにくり出した 依子(良樹)は早くも男の刺さるような視線を全身に受けていた・・

あぁ・・みんな見てる・・。
ここ一ヶ月、依子(良樹)は良樹(依子)に女性になった自分を隠れて楽しむようになっていた・・

しかも自分が入れ替わったのはあの色っぽい依子なのだ、この行為に目覚めるのもしょうがないないことだろう・・でも良樹(依子)には自分が戸惑っているポーズを取り続けている。
見下ろす 依子・・いや今は自分の身体、両胸が形よく膨らんでエッチなフェロモンを放出している。

そしてくびれの下のまろやかな腰のライン・・スカートの股間部分は何もなくただ横に数本のしわが寄っているだけだ、さっき履いたパンティストッキングはより依子(良樹)の脚をいやらしく見せている。

『ホントに・・僕なんだ・・・。』いやらしい視線の中を目的地に向かう依子になった良樹。


依子(良樹)のマンションの前にタクシーが止まる。
周囲を気にするようにタクシーを降り部屋にあのイヤラしい服装のまま駆け込む・・。『はぁはぁ・・この格好のまま帰ってきちゃった・・・。』

部屋は三ヶ月前まで他人の・・本来の依子の部屋だった、もちろん今は依子になった良樹の部屋だ。
息が荒いのは部屋に駆け込んだせいではない・・・依子(良樹)は脱ぎ捨てるように全裸になりベッドに横になる。

部屋に響くいやらしい音・・・クチュクチュ・・『アッ、あん・・。』オナニーにふける依子(良樹)、三ヶ月の間にこの行為はすっかりなじみウットリとした表情だ・・。
ゆっくりとバッグの中から小さな箱を取り出す・・『あぁん・・これぇ・・。』

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出てきた物はバイブレーター・・いつか依子になった自分の身体で体験したいと思っていたバイブ・・『あぁ・・大きい・・これで気持ちよくなれる・・』
大きなピンクの物体はスイッチを入れるとイビツな動きをする・・あそこがキュンとする依子(良樹)
『こうやってアテガって・・・・あっ、あぁん・・・』

もう薄暗くなった部屋の中は依子になった良樹のいやらしい声が響いていた・・。
『ああん、だめぇ・・止まらない・・これ・・』恥ずかしい思いをして買ったバイブにおぼれる依子(良樹)・・・ますます依子の身体になじんでいくのだった。

-END-

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