生徒会長、柏崎麻莉愛の存在は絶対的だ。

3年男子たちは彼女の顔色を常に気にしている。
僕達への乱暴行為はストレス解消にもなり彼女も喜ぶ、一石二鳥なわけだ。

しかし最近は様子が違ってきた。

柏崎麻莉愛の存在が以前ほどではなくなっている感じ・・・多分原因は僕達だ。
正確には玲奈と亜香里・・・悩殺ボディのお姉さんの登場があのグループのバランスを徐々に崩していた。

プールの約束の日。

その日、休み時間ごとに3年男子達が押し寄せてくる・・・・・これには頭を抱えた。

彼らにとってお姉さんたちとの連絡手段は僕達しかない。
僕らを通して伝言やりとりする、男子たちはこの機会を逃すまいと必死なわけだ。

性欲満点のエロボディのお姉さんに彼等も死にものぐるいだ。

男子がプールに行くときは簡単なもんだ、水着を持ってくるだけでいいだろう。
しかしこちらは準備がハードだ・・・・なにしろお姉さんに変身しなければならないのだから。

玲奈と亜香里になって着替えたり、メイクしたり、女の子になってのお出かけは大変。
例の廃工場で僕は女体に入り込む”変身作業”に取り掛かっていた。

僕は柔らかい感触に包まれていた。
たった今玲奈の身体に入りこんだところだ・・・

「タカシ・・・いや、玲奈大丈夫??」
「あぁ、何でだろう。痛みが嘘みたいに消える。治ったのかな??」
「こら。ちゃんと病院に行くこと、いいわね?それと女言葉でしゃべること、忘れないで。」
「・・・うん。」
僕は30分間、静かに玲奈のボディに身体をなじませていく。

今日も朝から例の痛みに襲われていた・・・
ただ玲奈になると問題が解決するんだ、いったいどういうことなんだろう。

一足先に変身したヒロミツ(亜香里)が全裸のまま静かに僕を見守っていた。

全裸の美女が2人、頬を上気させていた。
玲奈と亜香里の下着や洋服など衣類全般が揃っている宿直室、ここで僕達はさらに官能的なお姉さんに変身していく。

自らが選んだ極端に布が少ない水着、カメラを仕込んだ犬・・・それは僕達が自分自身に仕掛けた罠みたいなものだ。

別の水着を用意すればいいしスカートではなくパンツスタイルにすればいいだけ・・・
でもこのエロボディに引きずられるようにエッチなモノを選んでしまうんだ、不思議だけど。
自分たちが仕掛けた罠に自ら飛び込んでいく・・・倒錯感が溢れてくる感じ。

「わぁ・・ヒロミツそんな超ミニスカで行くのか??完全に豆柴からパンティ見られまくりだぞ。」
「こらっ言ったでしょ、女子になったら女言葉でって・・・・彼等だって期待してるでしょ、裏切っちゃ悪いわ。」
ヒロミツ(亜香里)の黒パンストの見事な脚に恐ろしく短いタイトなミニワンピがスルスルと上がっていく。
完璧なシルエットが出来上がる・・・男を狂わせる完璧なプロポーションにクラクラしてきた。

「この身体に男子達持ちこたえられるかしらね。」
亜香里になった時のヒロミツってホント悪魔だ・・・・。

そういう僕(玲奈)も黒パンストまでは同じ・・・・でもヒロミツ(亜香里)ほどの勇気は持てずにホットパンツを選んだ。

昔でいう半ズボンだ。
男の時でもする服装・・・でも玲奈に変身してのパンツスタイルはまるで違った。

黒パンストの長い脚がパンツからスラリと伸び、股間がのっぺりとなにもないように見える。
それにトイレのときにアレを取り出す必要がないためファスナーが股間上部に飾り程度しかない。
そして股間とふとももの間には三角形の隙間ができていた・・・
僕(玲奈)は姿見の前で何度も角度を変えホットパンツスタイルに見入る

・・・はぁ、かわいい。

「玲奈、何やってるの・・・こら!!」
ヒロミツ(亜香里)がいきなりホットパンツに手をかけてきた。

「ど、どうしたの、亜香里??」
「なんでホットパンツなの?面白くないじゃない、男たちをハァハァ言わせたくないの?」」
「えぇ!!でも、や、やだぁ」
スルスルと脱がされていく・・・そしてもう片方の手にヒロミツ(亜香里)は超ミニスカをしっかり握りしめている!

悲しいかな玲奈の力では対抗できない・・・

脚からホットパンツが抜き去られる。
間髪入れず両脚は筒型の穴に囚われたように飲み込まれ、みるみる超ミニスカが装着されていく。

「も、もう・・これじゃパンティ見られてハァハァの道具にされちゃう。」
「そういうあなたも昨日、柏崎麻莉愛のパンチラ映像のデータ持って帰ったでしょ?どれだけシコシコしたのよ。」
「・・・。」

「自分だけイヤって言うのズルいんじゃないかしら?」
「もう・・・。」

鏡には超ミニスカの2人が写っている・・・・
男であれば股間を膨らませ、夜のオカズ化は不可避な姿がそこにあった。

「おおっ、き、来たぁ!!」
新宿の西口バスロータリーの隅に歓声が響く。

無理もない。
十数人の高校生男子の前にフェロモン満点のお姉さんが約束通り現れたのだから・・
さらにたまらないことに二人共超ミニスカ・・・しかもこれまでで一番のミニで現れたのだ。

「ごめんなさいね、待った?」
「いえいえ全然!!」男子が声を合わせて答える、エロボディに鼻の下を伸びっぱなしだ。
夜の新宿の雰囲気と相まって彼等の期待も最高潮なのが分かる。

これから味わえるかもしれないエロボディとの戯れを想像してこんなにもデレデレに・・・なんだか滑稽だ。
やりたい盛りの男子達にとってこの身体はたまらないものなのだろう。
自分の身体を見下ろして納得せざるを得なかった。

「あら、豆柴クン連れてきたの??」
「えぇ、亜香里さん達、犬好きそうだから。」

「確かに私も亜香里も好きだけど・・・困ったわね、犬はプールには入れないのよ。」
「いいわ。今から行くホテルには犬用のスパがあるの。そこで預かって頂きましょ。」

わざと連れてきたんだろ、パンティ覗くために。

隅に立っている男子のキャリーバッグから豆柴がちょこんと顔を出している。
そしてさり気なくバッグを下ろし豆柴を解き放つ。

もちろんカメラ付きの首輪が見事に装着されている。
スルスルとリードを伸ばし亜香里の脚元に近づいてきた・・・その時ヒロミツ(亜香里)が僕(玲奈)に向かってウインクをする。

男子達の表情が変わり数人がさりげなくスマホを手に取った。

「相変わらず可愛いわね・・・あっコラッ。」亜香里の足首にすがりついてくる。

スマホを見ている男子の目の色が変わる!
股間が膨れ上がり頬も紅潮している、リアルタイムで僕達のパンティを楽しむ気だ。

「もうこのコったらしょうがないコ。」わざとひざまずいて太ももの間に豆柴を招き入れる亜香里・・・なんて大胆。
スマホを持っている男子達が集まっておのおので画面を確認してる・・・・

頃合いを見計らって立ち上がる亜香里、ニッコリして僕(玲奈)に合図する・・・。

「さぁ、今度は玲奈お姉さんに挨拶してらっしゃい。」
「えっ、えぇ・・・さぁおいで。」男の脳が蕩ける甘い声を出して犬を招き入れる。
ゆっくりと僕(玲奈)の脚と脚の間を通り抜ける豆柴、スカートの真下を通過する時に分かりやすく男子が反応する。

「あら?どうしたの、ボクたち変な声出して??」
「いえ、なんでも・・・」しゃがみながらわざと彼等に話しかけた。
豆柴の首輪はこの瞬間にも僕(玲奈)の股間の映像を送り続けている。

黒パンスト越しの白レースのパンティ・・・
画面を凝視している彼等の顔がもうたまらないといった感じだ。

昨日の柏崎麻莉愛のハァハァ映像を思い出し、僕(玲奈)もおかしな気分に包まれていた。
何も知らない柏崎麻莉愛、しかしパンティは撮影され強制的に男子たちのオナペットにしてしまった。
あの時の柏崎麻莉愛に僕(玲奈)もなるんだ・・・

あぁ、パンティが、ジュワジュワが止まらない・・・その時ヒロミツ(亜香里)が僕(玲奈)に耳打ちしてきた。
(どう?女の子って男に興奮されて自分も興奮するものなのよ・・コレが女の子の醍醐味なの。)

・・・し、染みになっちゃう。

染みを見られるのが恥ずかしくて思わず豆柴を胸に抱っこしてしまう。
しかし今度は胸の谷間がサラされる!
亜香里との交わりで分泌された女性ホルモン、その影響で更に豊かになった胸に数人の男子は明らかに股間を押さえ前かがみになっている。

「あっあぁん!コラッ!」その時豆柴が僕(玲奈)のオッパイの谷間に潜り込んできた!!
スマホの画面には僕(玲奈)のブラが見事に映し出されていたはずだ。

「ご、ごめんなさい!ぼ、僕達ちょっとトイレ!!」数人の男子が前かがみのまま逃げるように駆け出した。

「もう、玲奈、やりすぎ!」「い、いや、だって・・」
「今頃、私達でヘンなことしてるわよ・・。」

はぁ・・・また股間がぁ。

「ねぇ、待っている間にちょっと電話してきていいかしら?」
「ど、どうぞ。」
スマホ片手のヒロミツ(亜香里)に手を引かれ彼等と距離を取る。

「彼等、豆柴も連れて行ったわよね?」
「えっ、えぇ・・?」
「コレよコレ。」
ヒロミツ(亜香里)のスマホ・・・ご丁寧に女子に変身する時は女の子らしい可愛いケースに変えてある。

「このスマホにも映像と音声が飛ぶように設定してあるのよ!」
「えぇ!?じゃコレで同じものが見れてしまうってこと??」

細くしなやかな指で画面をタップしていくヒロミツ(亜香里)。
スマホからトイレに向かった彼等の声が漏れてくる。

”うわぁ~もうたまんね。 亜香里さんこんなエロいパンティ履いてんのかよ・・俺ちょっと抜いてくるぅ”
”はぁ、玲奈さんとヤリてぇよ~あのプラに包まれたオッパイに顔うずめてぇ!”
”犬で更衣室の様子が映せるって言ったの本当だろうな!”
”お前パンチラの映像いらないんだな~”
”バカ要るよ!!!今日お世話になるんだから!!”

分っていたとはいえ発情した男子の性欲はとどまることを知らない・・・
僕(玲奈)は口に手を当てて軽い倒錯感を味わっていた。


「直接聞くとなんかスゴイわね、動物って感じ。」
「今頃私達で・・・キャッ!?」
いきなりヒロミツ(亜香里)が僕(玲奈)のスカートの中に手を入れる。

「クチュクチュじゃない・・・玲奈もハァハァしてくる?」
「あ、亜香里だって反応してるくせに・・・バカ」

「・・・・えぇ否定しないわ。はぁジュワジュワして・・・気持ちいい・・。」
ヒロミツ(亜香里)は股間の濡れる感覚に酔いしれていた、そして僕(玲奈)もまた。

「玲奈・・・私達もお手洗い行きましょうか?」
「そ、そうね・・・。」

彼等にひと言声を掛けてから手を繋いで女子トイレに急いだ。

続く・・・
 

あとがき

なんと今回はイラストなしです。
時間が確保できず残念・・・やっぱりあったほうがいいですね~
(サムネイルは完成しなかったイラストを使用してます・・・)
次回頑張ります!

内容としては結構好きなんですよね。
自分たちが仕掛けた盗撮カメラに自ら飛び込んでいく感じとか。
倒錯感が漂う中、女の子を楽しんでるのがなんかいいなって。

これを書いたのは去年の11月、もちろん物語内でも冬なんですよ。
これから行くプールも温水プール~
さてタカシとヒロミツはそこでどんなエッチな体験をするのかお楽しみに。



DMM


【内容】
4流出版社に勤める根暗で無気力、短絡的な?鈴木ただし?に
突然できた頭脳明晰、容姿端麗な彼女?箱崎みずほ?

そんな彼女に似合う男になる為に頑張るがすべて空回りし悲惨な死がただしに訪れる…
そして死んだと思いきや鈴木ただしは恋人の箱崎みずほになっていた……

【構成】
3分構成のTSFマルチエンディングADVゲーム