暗い廃工場の中に一部だけ薄っすらと明かりが灯っている区画があった。 やかましい起動音がウォンウォンと響き渡り、激しい振動も続いている。 「おい、大丈夫かタカシ!」ヒロミツが心配そうにこちらに駆け寄ってきた。 「だ、大丈夫・・・このまま30分は動けないんだよね。」 そう、その美女は僕・・・というか、たった今人格転送が完了したところだ。 |
僕はウットリとした表情で目を開けた。 ヒロミツがしゃがみ込んで僕を覗き込んでいた。 そこには僕と同じく美女に変身したヒロミツがいる。 「いらっしゃいませ。ご注文お決まりでしたらどうぞ。」 僕達が頻繁にアニメ談義を繰り広げているいつものファミレスのいつもの席、でも男子店員の態度は全く違っている。 「えっと私はアイスコーヒー、玲子は?」 ショートコートを脱ぎながら、なんとかヒロミツ(亜香里)の質問に答える僕(玲奈)・・・ ムリもないだろう、こんなモデルみたいな美女がこんな郊外のファミレスにいるんだ。 「ゴメン僕、今、玲子なんだっけ・・・女言葉って慣れないな。」 「俺もだよ。でもこれからは女言葉で話そう・・・ほら脚ちゃんと閉じて、玲子超ミニ履いてるのよ。」 「う、うん・・そ、そうね。でも、脚長い。普段は脚組んでも邪魔にならないのに今は 「そうね。私も最初変身したときはびっくりしたわ。」 「あそこがジュワジュワしてるんでしょ、ねぇ?」 「ヒ、ヒロミツだってそうなんだろ?」 「私のことは亜香里って呼んで。」 「分かった・・・」 「・・・そ、そうね。」 ヒロミツ(亜香里)もあそこを濡らしてることを聞いてちょっと吹っ切れた感じがした。 壁の大きな鏡にはいつもと全く違う二人が写っている。 はぁ、はぁん・・・ 「こら!玲子、店員が来るわ。」 「お待たせしました。アイスコーヒーお2つです。」 「このミックスグリルってどんなメニューなの?量は多いのかしら・・・」いつも自分が頼んでるメニューでちょっと聞いてみる。 「そう、どうしようかしら・・・」僕(玲奈)はグラビアアイドルが腕で胸を寄せる感じにして胸の谷間を強調する・・・店員のゴクリとつばを飲む音がした。 明らかに店員の股間がちょっと膨らんでいる・・・こいつ勃起しそうになってる。 「あの店員、あなたがメニューを見てるのをいいことに、舐め回すように見てわね。脚を組んだ瞬間、おそらくパンティが見えたわ、フフ・・・。」 「亜香里・・・ちょっとお手洗い行ってくるわね。」 「わ、分かってるわよ・・・・」 サッとヒロミツ(亜香里)がバックから小さなポーチを出して僕に持たせる。 「ちゃんと女子トイレに入るのよ。それからもし”グチョグチョでもうダメ~”っていうんだったらナプキンも入ってるわ。注文したメニューが来るからオナニーはダメよ。」 小さく手を振りながら僕(玲奈)を送り出すヒロミツ(亜香里)・・・まさかこんなモデルみたいに美女になれるなんて想像もしてなかった。 コツコツとヒールの音を響かせ女子トイレのマーク目指す・・・さらに頬が上気してきた。 小便器がないんだよな・・・ |
普段通っているファミレスのトイレ、でも今日は女の子として女子トイレに足を踏み入れていた。 個室が3コ並んでいるだけでシンプルに見える。 でも色はピンク基調で可愛らしい雰囲気だ・・当たり前のように数人の女子がメイク直しをしていた。 「あぁ、ごめんなさい。」すれ違う女子が軽く頭を下げる。 女子はいつも僕達を気持ち悪いものを見る目で見ていた・・・本当に昨日までの僕では考えられない。 コツコツ音を立て歩みを進めると追い打ちをかけるように大きな鏡が僕(玲奈)を写し出す。 つややかなロングヘアーに愛くるしい顔・・・身長は男の時の僕よりちょっと高い感じだ。 胸が豊かに膨らみニットワンピを突き上げている。 そして女の子のあの日に使う小さなポーチ・・・ |
彼女達の視線に嫉妬が混じっているのがはっきりと分かる。 女の子になるとこういう感覚が鋭くなるのかもしれない。 そんな中、このエロボディは僕(玲奈)を急かす・・・おしっこを早く早くと急かすのだった。 続く・・・ |
あとがき
ちょっと今回の更新、間が空いてしまいました。 もう本当に楽しかった~ いつもボクの書くお話は女体化するのは大体1人だけなんです。 全20話を予定してます~これから玲奈と亜香里が女の子の世界をどう楽しんでいくか、良かったらお付き合いくださいませ。 |
オトナになる薬 気持ち良くなるという触れ込みで友人から渡された薬。 怪しいと思いながらも飲んでみると――!? 薬の作用で身体に異変を感じ、気づくと女性になっていた! さっそく自分の女体をいじりまくる。 女ってこんなに敏感なのか…大声出す気持ちがわかる! 気持ち良過ぎる! 薬により女体化を遂げる男の運命は? 他にも読切「Pleasure.s.Black」や |