前回までのあらすじ
高校のクラスメイト茜とぶつかってしまったことで身体が入れ替わってしまった僕(小塚太一)。
女体になじめないまま数か月がたったある日、茜の中学時代の家庭教師・裕香さんと出会う。
驚くことに裕香さんと茜は身体を重ねあう非常に緊密な関係だった、僕も茜として流されるように裕香さんと交わってしまう・・・。しかしその裕香さんは茜が成り変わった裕香さんだったのだ。
茜は自由に身体を入れ替えている・・・それを知った僕はこれを利用して元に戻ることを思いつくのだった・・・。
僕は深夜パソコンにかじりつき一つのアングラサイトたどり着いていた・・・。 モニターには例の青い楕円形の錠剤が表示されている、かなりの高額だ。 僕は迷うことなく購入した。価格なんて気にしていられるもんか・・・僕の一生が掛かってるんだ。 クリックと同時に豊かに膨らんだ胸が不愉快に揺れていた・・・。 -最終話-
数週間後のある日、僕は緊張した面持ちで制服に着替えていた・・・スカートのポケットには例の錠剤が忍ばせてある。 ”戻るんだ、絶対!!半年以上強いられた生活も今日で最後だ。” 授業もうわの空で放課後を待つ。そして視線の先には僕になった茜がいた・・。 茜はすっかり男の学生生活にも慣れ謳歌している。 再度、例の錠剤の使用説明書に目を通す。
まもなく終業のチャイムが鳴る・・ 薄暗い倉庫にはいつも通り人影は無く、体育用具が雑然と置かれている。 錠剤をペットボトルの水で流し込む・・強烈に苦い。 壁に汚れたミラーが立てかけられている、そこにはドキドキに耐える可愛い女の子が写っている。 「なんだよ、まさかここでヘンなプレイでも楽しもうっていうのか??俺はかまわないぜ~」 ”男でいられるのも今の内だぞ・・” 「えっ!?あっああん。」 「学校の倉庫でのプレイも興奮するな~そうだ!!」 人を呼んでる!?複数プレイする気か?? 太一(茜)が自分の服を脱ぎ始める・・・チャンスだ!!僕は小柄な女の子なりに満身の力を込めて体当たりする!! 「うわっ!!ま、まさか、あの薬を!!あぁ~」 「あぁ・・・魂が抜けていく、やった・・・。」 幽体離脱した僕は半透明の魂となって宙を舞っている。 そしてあの説明書通り、魂となった僕はゆっくりと元の身体に引き寄せられていく!!やった戻れる!! 「私!私、元に戻りたくない!!太一、ゆるさないから!!!」 元の女の子の身体にみるみる引き寄せられながら茜はわめき散らしている!! 「茜!!」 倒れている2人を見て瞬時にメガネを掛け、こちらに向かってくる!! その時僕は思い出した・・・・裕香さんのかけたメガネはあのアングラサイトで販売されていた”幽体離脱中の霊魂を見ることが出来るメガネ”だ。
「あぁん!最高!!気持ちいいわ~ああっ。」 そして僕は・・・。 「ない・・・あのサイト・・・なんで?!」 何度も検索をかけるが結果は同じだった・・・ネイルが手入れされたしなやかな指を愕然と見つめるしかなかった。 フレグランスに満たされた裕香さんの部屋で僕は絶望の中にいた・・・・。 茜の時悩まされていた異性の身体、しかし新たな裕香の身体は更に僕を追い詰めるように女のフェロモンを発していた。 ”なんでだ・・・なんで・・ハァ” 「嫌だ・・・嫌だよ・・・。」自分の口から発せられた色っぽい声はなおいっそう僕を追い込んでいく・・。 嫌だ・・・あぁ・・・ん。 終わり・・・
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| -あとがき- ”ホテル”今回でおしまいです。 ”ホテル”は全体的にイラストが上手くいかなかった印象ですかね~文章に関してはちょうどいい長さで適度なボリュームだったかなと思ってます。 そろそろ”絵とお話”の新作を描いていこうかと思ってます。 では。 タグ : ホテル “ホテル・続編/最終話” への2件のフィードバック |
good!!
まさかこのような結果になるとはw
巨乳女子高生のままというのもよかったですが、美人OLもいいものですね!
次回の入れ替わりも期待しています!
ポルナレフさん、コメントありがとうございます。
元の男の身体に戻れるはずがさらに香ばしい大人の女性になってしまう、というのはどうかな~と描いてみました。
喜んで頂けたなら何よりです^o^