『ネッ、恭子ちゃんお願い!!』
サーキットの控え室で手を合わせる、その向こうには困った顔のレースクイーンが・・
『で、でも、ホント?この機械で入れ替わっちゃうなんて・・なんか信じられない』
『うん、だから試してみようよ。恭子ちゃんだってこの機械見てみたいって言ってたじゃん!』
『う、うん・・』
静かにヘッドフォンをつける色っぽいコスチュームの彼女、そして僕も。
あそこがモッコリしてるのを悟られないように・・
『レースが始まる前の一時間だけだからね!』
僕になった恭子ちゃんが控え室を出ていく。
恭子ちゃんになった僕はそれどころじゃなく自分の身体を見下ろしてウットリする・・
イスに腰掛けた身体はピタピタのハイレグのコスチュームに包まれ吸い付かれるような感触だ。
胸の膨らみのせいで股間が隠れてる・・それを乗り越え覗くとなにもない 男と違ってツルツルのあそこ・・食い込みがスゴイ・・。
『あぁ・・だめ・・』恭子ちゃんの声、僕は控え室のドアをロックして女の子の一人エッチを経験する。
『恭子ちゃん、こっち向いて!』『・・はい。』
カメラ小僧達の前でポーズをとる、撮られるのってこんな気持ちなんだ..。
撮影を終え、そろそろ自分に戻る時間だ、足早に控え室に向かう。
『なんだ、これ!?』
人格交換機がムチャクチャに壊されてる・・これじゃ元に・・・。
『えっ、戻れない? フ~ン・・』
まったく驚かない、しかもニヤニヤ笑ってる僕になった恭子・・
『まさか・・機械こわしたの、恭子!?』そういえば、あの機械を持ってきて と言ったのも彼女だ・・・。
笑い続ける・・僕!?・・
完全に恭子の僕は細くなった肩を抱いて呆然とするしかなかった。
つづく・・・・
サーキットはずいぶん昔に書いた作品です。
昔描いた作品は今見てみると見てられないな~なんて時がよくありますよね。
このサーキットはその典型とも言える作品です。しかも5話まであり雑で今見ると恥ずかしいかぎり、最近まで掲載は一切考えていませんでした。
ですがこんな作品でも支持してくださる方がチラホラ・・・恥ずかしながら掲載させていただく事にしました。
これから主人公はガンガンいじめられていきます・・・・この頃からダーク好きだったんだな(- -;)