彼女が俺に貞操帯をつけた理由はすぐに分かった。
まりんからさらに成熟した女体に変身した俺・・・執拗に攻められ身体の火照りが頂点に達していた。
そして貞操帯のためそれを解消することは出来ない・・
世里香は発情しきった俺を焦らし、それを視て楽しもうとしていた。
『はぁ・・・もっと動いてぇ』
世里香の部屋の巨大なプロジェクターにアダルトDVDが流れている。
『 さぁもっと奥まで入れてあげるよ』
『 あぁん!!イイ!!』
壁一面に男女の淫靡な交わりが映し出されていた。
しかも・・・しかも世里香はそれを見ながらもだえ、俺の目の前でオナニーを楽しんでいる。
「き、気持ちいい・・・あぁ・・。」
股間に胸と股間に手を当てウットリと目を閉じている・・・すでにクチュクチュと音を立てていた。
「はぁん、いいわ。どう?間近で女の子のオナニーを見るのは初めてかしら?」
俺は世里香の横で突き上げるような性欲に苦しんでいた。
”はぁはぁ・・・あぁ、愛液が・・・止まらない”
「ハァハァ、どうしたの?腰をモジモジさせて・・・あぁ気持ちいい!」
絶頂に向かっていく世里香。
画面の中でも男女が激しく腰を振り、種付け行為に勤しんでいる。
あぁたまらない・・・
思わず立ち上がって陰部を押さえる。
「あっ・・・ああ。」
「したいんでしょ?オナニー、それともセックスかしらぁ。あっ、すごぉい。」
俺の股間から愛液がツーっと糸を引いていた。
「はぁ・・・愛液がぁ・・。」
・・したい!貞操帯がなければこの身体で存分にオナニーしていただろう。
「外して欲しい?貞操帯・・・。あぁん。」
「・・・こんなこと・・・止めて。」
「外して上げましょうか?」
俺は頷くしかなかった・・・。
成熟した女体、その性欲の格の違いを身を持って知らされていた。
「おぉん・・ちゃんと言わないと分からないわ・・・。」
「・・・お、お願い、貞操帯・・・外して。」
「どうして?」
クチュクチュ音を立てながら胸も激しく揉みしだいている世里香・・・相変わらず底意地悪い女・・・。
「ちゃんと理由を言わないと分からないわぁ・・・どうして?」
「・・・オ、オナニーしたいから・・・。」
「フフフフ、オナニー?あなたが?あなた男でしょ?アソコに指を這わせて胸を揉みながらオナニーするってことかしら。」
「・・・そ、そうよ。」
「あの黒田達也が?・・あぁ・・・気持ちいい・・・。舐めて・・・。」
「えっ・・・。」
「舐めなさい。」
ベッドの上の世里香が静かに脚を開いていく・・・蕾がヌラヌラ輝き彼女の自慰行為がクライマックスであることを示している。
胸を揉みしだきながら俺を誘い込んでいく・・。
「は、外して欲しいんでしょ・・・」
俺は屈辱に耐えながら世里香の股に顔を埋め舌を這わせる・・・
「は、はぁっ!いいわぁ・・その調子!」
世里香が声を上げ刺激に狂喜している。
四つん這いで彼女の股間に向かっていく俺、これが男の時だったらむしろ喜んでいただろう。
女の子の喘ぎ声に股間を奮い立たせ合体に向かっていく感じ・・・でも今は違う。
股間には女子を征服するためのアレはない・・膨らんだ胸と貞操帯でガードされた下半身があるだけだ・・・。
「あぁっ素敵。屈辱的でしょうねぇ、でもどうしたのかしら?股間から愛液が垂れ続けているわ・・。」
・・・貞操帯すき間から透明な糸が止めどなく垂れ続けている。
「一昨日までは男だったとは思えないわね~さぁもっと舐めなさい!!あぁぁん。」
あぁぁ・・何だ?この感じ。高揚して倒錯感に包まれてくる・・・
世里香のアレを舐める度に揺れる俺のオッパイ、股間のジュワジュワした感覚・・・・
さらに舌を世里香の中に差し入れグイングインと複雑に動かしていく。
「は、はああああ!いいわ!いい!」
首を左右に振り絶頂に突入していく世里香!
顔をベトベトにしながら俺は・・・羨ましそうに見つめるしかなかった。
「今のあなたにはこれがいいわね。」
差し出されたブラはレースがあしらわれ、数カ所透けているセクシーなものだった。
「・・・・。」
「着けなさいよ・・・・。あぁ、それから今度コントローラーをいじったりおかしな事したら知らないわよ。」
「分かった・・・。」
「”分かったわ”でしょ?これからは女言葉と言ったはずよ!」
なんだって俺は・・。
結局、貞操帯は外してもらえなかった・・・俺は今も女の子の性欲に悶え苦しんでいる。
「あなた女の子になりたくなかったんでしょ?」
「も、もちろんよ・・・。」
「じゃぁ、女の子のオナニーがしたいなんておかしいじゃない?それとももう戻りたくないとか?」
「そんなわけ・・・ないじゃない・・・」
フッと笑みを浮かべる世里香。
俺は唇を噛み締めながら肩紐を通す。
世里香に背中のフォックを装着され、更に膨らみが強調される・・・。
「ホント胸が大きいわね・・・ちょっとサイズが合ってないけどいいわ。少し前のめりになって。」
少し前にかがむと世里香がカップに胸を入れ込み整えていく。
パチンとホックが閉じられる。
「さぁ背筋を伸ばしなさい。」
肩紐を調整されたオッパイはまさに突き上げるように大きさを主張している。
す、すごい・・・
昨日より明らかにカップの大きいブラ、何カップあるんだ・・・それがブラに収まり目眩がしそうだ。
しかも・・・まりんの時と違って足元が見えない、谷間のスリットも深くフェロモンが漂ってくる感じだ。
姿見の中にはフェロモンを撒き散らしながら絶望した俺がいた。
つづく・・・
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