「賢一クン、大丈夫?温めてあげるね・・・・」
「うん、ありがと。でもちょっとおしっこ・・・」

二人の会話が室内から漏れてくる。
ないげない会話からも茜の性転換したことへの喜びがあふれている気がした・・・・.

亜衣子を手に入れたこと、男になれたこと。
全ての願いを果たしたのだろう・・・今となっては僕がどうなろうとどうでも良いこと。
僕は中腰のままどうしたら良いか呆然としていた。

「はぁ・・おしっこ・・したい。」

女体が僕に強く訴えかけてきた・・・・。

真冬にベランダに閉じ込められているんだ。
そして今セックスまで強要されて・・・無理もない。

女の子は尿道が短くて我慢がきかないと聞いたことがある・・・皮肉なことに今は自分自身の身体で実感していた。

まずい・・・

全裸の女の子の姿で股間を押さえ尿意と戦っていた。
「くはぁ・・・も、漏れちゃう・・・。」

ここでするしか無いのか、しかも座ってするなんて・・・・屈辱的だ。

「はぁ、スッキリした。やっぱり今日は冷えるね・・・。」
「フフ、来て。温めてあげる。」

室内はココとは別世界だ。
本来は僕が亜衣子に抱きしめられてるはずなのに・・・。

「あぁっ!?いやだ!!」
僕は泣く泣くしゃがみ込み頭を抱える。

シャーと女の子のおしっこの音が響き渡った!
あぁぁ・・・何もない股間から容赦なくほとばしっていく。

「あれ?ゴメン、洗濯機、変な音がしたからちょっと見てくるね!」
そう言いながらガラス戸から茜が再び出てきた。

「フフフ、なにやってるのかしら。座っておしっこなんて男のすることじゃないわね。」
「・・・。」
僕はしゃがんだまま放尿が止められない・・・。

その時、茜の太い腕が僕を抱え上げた!
茜が僕を子供におしっこさせるように足を広げて抱える!!

「やっやめ・・あぁ!!?」
そんな状態でも僕の意志とは関係なくおしっこは止まらない!

シャー!!
我慢に我慢を重ねたそれはベランダの壁に勢い良く放出されていく。

「ハハハ、恥ずかしいわね、なにやってるの!ほらほらほらぁ!」
「やめて・・やめてくれ・・・」

顔を抑えおしっこが終わるまで耐えるしかなかった。

茜は僕を辱めた後、素早く室内に戻っていった。

ベランダはひどい有様・・・
床と壁の一部はおしっこが派手に飛び散りっている。

「!?」

そ、そうだ。茜はバックの中に代わりの服があるって・・・
僕は貪るようにバックの中を探った。

傍らでは洗濯終了のアラームが鳴り始めていた・・・・。
僕はバックの中の包みを手に取り愕然としていた。

確かに服があった・・・・しかしこれはレースクイーンのコスチュームだ。

チームから新たなコスチュームが配布されたのはそれとなく知っていた・・・そして過激すぎると茜たちが愚痴をこぼしていたのも。
カメラ小僧の餌食しかならない衣装だと・・・。

「これを着ろっていうのか・・・」

白のハイレグにニーハイブーツ・・・
「・・・これじゃほとんど着てないのと同じじゃないか。」・・・
ロング手袋と光沢のあるパンストがあるのが唯一の救いか。

このままじゃ凍えてしまう・・・僕は覚悟を決め、身に付けはじめる。

まるで紐のようなアンダーショーツ、布が極端に少ないTバックは心細く、ほとんどワレメのみしか隠せない。
そしてパンストをスルスルと脚に通していく・・みるみる性欲をそそる質感と光沢に変貌していく。

確認するようにハイレグのコスチュームを目の前に広げる・・・・。
驚くほど小さい・・これに僕が入るのか。
股間部分の細い布を挟んだ2つの穴にパンストに包まれた脚をクグらせていく。

小さなレオタードは膝あたりで限界を迎えたように伸びきっている・・・しかし更に引き上げる。
なめらかなパンストのおかげでレオタードは難なく引き上げられていく。
フトモモ付近ではピークを迎えたようにはち切れんばかりだ。

しかしそれを過ぎた瞬間、ハイレグ部分がノッペリとした股間にぴったりと収まる・・・ハマったように装着され見事に下半身に張り付いた。
「はっ、はぁ・・。」
のっぺりとした股間が完成しさらに上気していく。
そして上半身の膨らみを無理やり収めて整える。

僕は望まないレースクイーンになっていく・・・。

見下ろした自分の身体は想像を超えていた・・・。

あれだけ小さいと思っていたレオタードはボディを見事に包みこんでいた。
しかし身体はわがままに自己主張している。

胸は圧倒的なボリュームでレオタードを突き上げ抵抗していた。
少しでも動けばプルプルと形を変える官能的なシルエットでフェロモンが漂ってくる感じだ。
そしてウエストは見事なくびれで艶めかしいラインを描いている。

文句のつけようがないコントラストにため息が漏れた。

股間はのっぺりと小さな布地が張り付いているだけでうっすらとマンスジまで浮かんでいた・・・
腰回りに手を伸ばすと見事なボリュームのヒップが、半ばはみ出すようにレオタードに包まれている。
パンストとレオタードのザラリとしたナイロンの質感・・・その中にもマシュマロのようなプニプニ感がある。
触っている感覚だけでなく触られている感覚もたまらない。

は、はぁ・・・
震える手でロング手袋とニーハイブーツを装着していく。

はぁはぁ・・・なんだろう、こんなに寒いのに・・・
レースクイーンフェチの自分がそれ自身になっていく感覚・・・それに酔いしれ上気していた。

ふと気づくとバックに”うさ耳カチューシャ”や”うさぎのしっぽ”その他アクセサリー類が残されている。
寒さから身を守るために必要な装備はもう付け終わっている・・・でも僕はそれらを手に取ってしまう。

な、なにやってるんだ、・・。

レオタードを着始めた時の抵抗感、それは強い倒錯感に変わっていた・・・・
そして数分後、僕は完全なレースクイーンに変貌していた。

「はぁはぁ・・そ、そうだ。」
茜のバックを再び手に取りメイクに使っているであろう手鏡を取り出した。

「あっあぁ・・・。これが僕。」

そこには自分が毎夜オナペットにしていたレースクイーンがいた。
しかもそれは自分自身なんだ・・・

僕は様々な角度で自分を写し息を荒くする。
股間が濡れているのは茜の射精した精液やおしっこのせいだけではなかった・・・

僕は寒さも忘れ”変身した自分”に夢中になっていく。
茜は僕のレースクイーンフェチまでも知っていてこんなことをしたのかもしれない。

でも僕はウットリしながらその罠に落ちていくしかなかった・・・・・。

つづく・・・


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